可愛いは祈り

 

かわいい〜〜〜!

 

どう考えても可愛くはないものに向けられる

「可愛い」という言葉について

色んな人が考察したり批判したりね、

まあたくさん意見はあると思うんですけど

 

かく言う私もこんなインターネットの隅で

ネチネチベチョベチョ 口横に泡つけながら

これを語るサイドの人間なので

やっぱね、疑問が残るっつーか

ぶっちゃけ好意的ではないっつーか

 

でもアタシだってまだうら若き乙女。

タピオカだの不細工を売りにした芸人だのオカザえもんだの

全て可愛く見えるならその方が幸せじゃんって

SKETDANCEの早乙女浪漫よろしく乙女フィルター発動させてやんよって

 

思ったんですけど

 

 

「キモかわいい」

 

どっち?

 

いや古いよね、キモカワとかだいぶ前なのは分かるけど言わして。

どっち?

 

だからね、つまり世の女の子は「可愛い」ものに対して「可愛い」って言ってるわけではないってこと。

 

だって女の子が言う「あーしの友達ギガントカワユス」ってまあまあの確率でブス。

設定6のガバガバ判定なわけ。

 

だから、言葉を信用出来ないって意味で(ストレートに言えば嘘やんって意味で)バカにしてきたんですけど

じゃあ なんでそうなっちまったんだい って考えてみた

 

最近さ、ルッキズム云々で可愛いも多様化してきてさ、「女の子はみんな可愛い」とか「可愛いは見た目じゃない」みたいな価値観が浸透してきてるらしいじゃん。

 

私の中のババアが「いやそれなら可愛いって言葉を使うなや」って言ってはいるんだけど

 

きっとこの「可愛い」って

祈りなんじゃね?

 

そう思ったんよ。

思ったんよ。とりあえずね。思わして。

 

そう考えたらめっちゃハッピーな思想じゃない?って

 

あの子たちはハナから可愛いものにしか可愛いって言わないわ、みたいな価値観がない。

「好ましい〜」「画が引き立つ〜」「個性的〜」みたいなの全部ひっくるめて

「かわいい〜」つってんの。だからこそ私とは合わないわけ。

 

 

私は本当に可愛いものにだけ可愛いと言い続けたい

肥えた芸人やトロールみたいなキャラには死んでも可愛いって言わない

だって私が思う可愛いには可愛くなるための努力が詰まってて、

運も含めてその努力が実った奇跡みたいな尊いものだから

 

でもこうして色々考えたら

私はこう思ってる事を悪いとは思ってないけど

可愛いを振りまく女の子たちをちょっと可愛く思えた